衝突体験
ブレーキランプがついたのが見えたら、すぐに止まって下さい。急制動でなくてOKです
というものでした。最初は3メートルほど遅れてついていったのですが、止まったときには見事に教官のバイクの真横に。
もう一度、今度は先程よりも距離をおいて、5mほど後ろを走ります。今回は余裕、といってもバイクの車体1台分の余裕はありませんでした。
私自身の反応の遅さもありますが、車間距離の重要性をいやでも痛感させられます。このような教習だと、より一層バイクというのはむき出しで乗っている、という当たり前の事実がよくわかります。
練習コースで教官を追走
そのあとは「練習コース」という、検定に関する全ての要素が含まれたコースを、教官を後ろに従えて走ります。コースを覚えてきたつもりだったものの、目の前しか見ていないと教官に注意されます。
2m、3m前を見るのではなく、20、30m前を見る。自分がどういうルートを通りたいのかをしっかりと先にイメージする。その場で慌てても大回りになったり、ふらつくだけです!
そしてエンスト地獄
2周めから、唐突にエンスト地獄が始まります。第1回目は、坂道発進でした。直前に何か違う注意をされて、そちらが気になっていたせいかもしれません。しかし、とにかくエンスト。1回ではすまず、複数回エンスト。続けてエンスト。
コースに出ても、ほとんど停止のたびにエンストします。教官も呆れたのか、苦笑いしてこちらを見ています。
最初に書きましたが、この日は、初めてと言って良いくらいたくさんの教習車がコース上にいました。そして、もちろん教習中の自分もそうですが、基本的に所内はノロノロ運転。その速度の遅さに、さらにエンストの恐怖が襲ってきます。低速域はとにかくエンストが怖い状態に。頭の中をぐるぐると思考が回るだけで身体が動かない状態が続きます。
ここは1速に落とすべきなのか?
しかし先を考えると、スムーズに2速に挙げられなかった場合あそこで躓く。
左右確認しないと。
とアクセルひねるとガックンガックン
信号で停止して、案の定エンスト。
ほぼ1日こんな流れでした。
最後には教官に「ちょっとエンスト多すぎ。試験のときも、あんまりエンスト多いようだと検定中止になります。一車長の間の4回くらいエンストやっても中止です」と注意されました。
さすがに落ち込む
うーん。比較的スムーズに来ている感じだったのですが、ここに来てかなり自分に対して落ち込んでいます。カンがいいタイプではないので毎回の教習で色々注意されるわけですが、家でイメージトレーニングしたりなんかで、次にはだいたい「まあいいでしょう」くらいになってました。前回の坂道発進でだいたい半クラッチは掴んだと思うのですが、今回はまるで駄目です。
それから、急制動がどうにも慣れません。今日は合計3回やったのですが、1回目は無事に停止。したつもりが「ブレーキかけるのが早すぎ」と。ちなみに検定試験本番は、中止でなければ「減点+もう一回」になるそう。2回目は無事成功、と思ったら3度めはオーバー。「今、30キロ以上出てたでしょ。3速に入れたら加速でなくキープですよ」と。
エンストにせよ、急制動の恐怖感にせよ、原因はなんとなく把握できています。レバーを握る繊細さがない。というより、レバーの「どこまでが遊び」「どこまで握ると、どれくらい効きはじめるかの感覚」がまったくつかめていません。緊張で肩がガチガチになっているせいもあるのか、自転車のブレーキレバーのように行かないのです。前輪ブレーキにせよクラッチレバーにせよ、この感覚がつかめればもうちょっとエンストもせず、急制動も落ち着いてポールまで到達出来ると思うのですが……。
練習あるのみ、とはいえ練習できるのは後1回。どうしたものか……と頭を抱えています。
日和って卒業試験を先延ばし・・・
が、あまりに自信喪失のため、来週以降に伸ばすことに。教官もその判断については特に何を言うでもなく、受け流してくれました。
ただ、「じゃあ、火曜と土曜が試験の日なので、それに併せて自分でいつ受けるか考えておいて下さい」と卒業試験間近であることは強調されましたが。
本日の反省
- とにかくエンストしすぎ。ほぼこれに尽きる
- 左右の確認をもっとキビキビ。「右見て、ウインカーだして」と一つ一つの動作がのんびりしすぎてる。確認も、その時々で何を確認しているのかちゃんと考えること。単に首を振ってるだけに見える
- コースの先をもっと見る。どのルートを走り、何をするのかを、もっと前から判断して確実に実行すること
次回(【小型二輪MT教習:その9】第二段階(3/5)シミュレータ教習+半クラッチは「馴染ませる」)に続きます。