最小限の装備を持ってクロスカブでラーツー(ラーメン・ツーリング)に挑戦

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少ないお小遣いをやりくりして買い揃えた極めて最小限の装備で、初めてのラーツーに挑戦しました。

やりたかったラーツー(ラーメンツーリング)

ラーツー。クロスカブを買って、やってみたかったことの一つです。

説明の必要もないと思いますが、「ラーツー」は「ラーメン・ツーリング」の略。要するにバイクで出掛けた先でラーメンを食べることを指します。出掛けた先でラーメン屋に入る場合も「ラーツー」に含まれるようですが、私がずっとやってみたかったのは、コンロのようなものでお湯を沸かして袋麺を茹でる形態のやつです。キャンプの数歩手前というか、バイクで移動した先にある自然の中でラーメンをすする、というのに漠然と憧れを持っていました。

ずっとやりたかったことでしたが、クロスカブを入手してから実際に行動に移すまでに、結構な時間が経ってしまいました。

理由の一つは、何よりも走ることで精一杯。クロスカブに慣れるのに四苦八苦しているのは、【~1,000km】タグの記事をお読みくださればご理解頂けるかと・・・。鈍くさいんでしょうか、とにかく「クロスカブに乗って◯◯◯する」という行動になかなか移れませんでした。

もう一つの理由は、道具がなかったから。これまでアウトドア趣味なんてまるで無かったので、屋外でお湯を沸かすには何が必要なのかを調べることから始める必要がありました。といってもキャンプやソロツーリングに関する情報がネットに溢れている昨今です。苦労したのは情報集めというよりも、情報が集まりすぎて決断が出来ないことでした。優柔不断なのは自覚していましたが「これは便利そう」「これもよさそう」「でも使いこなせるの?」でぐるぐるしているうちに時間ばかりが経ってしまいました。

結局はいくつかのサイトで見た「とりあえず使ってみて、足りなかったら買い揃えれば良い」という主旨のアドバイスに従うことにしました。今回の私にとっての最低限は、お湯が沸かせること、です。

購入した道具

半端に余った家電量販店のポイントなども駆使して、クッカーとストーブ(ストーブという名称ですが火が出るやつ。コンロ、とは言わないらしい)を購入しました。

  • モンベル(mont-bell) アルパインクッカースクエア 12+13セット
  • SOTO ST-319レギュレーターストーブ

「もっと安いメーカーのもあるよ?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。クッカーもバーナーも、割とちゃんとした(?)メーカーのものを選びました。クッカーなんかはもっと安いやつで良かったかも? と今でも思っていますが、一応理由がありまして。

1つ目は身も蓋もないのですが、ポイントが使えるお店で取扱があったかどうか。ポイントを使って実質安く買う、というのが一つの目標ではありました。ですので、どれほど安くてもポイントが使えないところ、つまり今回購入した家電量販店で扱っていないメーカーのものは、最初から敬遠気味に。

2つ目は、安心料金というか、正直こういった新しいジャンルのものはよく分からないので、買えるなら多くの人が使っている(≒実績がある)やつにしとこうという考えです。ブランド志向というわけではないのですが、自分の知識やスキルで対応できるかすら分からない領域なので、ここは定価が多少高くても、壊れたり使いこなせないやつはやめとこうと。

とにかくこれに、コンビニで水と前から食べてみたかった「日清 カップヌードル ぶっこみ飯」を購入し、クロスカブにまたがります。向かう場所は、前から決めてあった阿歌古渓谷(あかごけいこく)という、家から1時間強のところにある渓谷です(渓谷がある愛媛県東温市のサイト)。渓谷といってもクロスカブでそこそこ進め、水辺に降りられる場所があるのを以前に知っていたので、初ラーツーの場所として候補に考えていました。

はじめてのラーツー

平らなところを探して、カセットガスをコンロ(ストーブ)にセットします。家で一度やってはいたのですが、屋外だと点火がちょっとやりにくい。あと炎が見えにくいのも想定外でした。

とはいえ、火をつけてしまえば難しいことはありません。お湯が湧くまでの間に、ようやく周りを見渡します。少しずつ紅葉が始まっていて、葉が彩りを変えていることに気付きました。

お湯が沸いたら、さっそくカップ飯に。5分待って実食。

なんというか、良いものです。これは確実に良い。川辺に座ってインスタント食品を食べているだけなのに、美味しさがひとしお。そして、川の流れが頭の中を巡る日常をそのまま流してくれるような気がします。

食べ終わってもしばらくボーッと川面を眺めていました。こういうリラックス、最近出来ていなかった気がします。

地べたに座っていて、おしりが痛くなったので撤収を。

途中で気づいたのですが、今回持っていったのは「日清 カップヌードル ぶっこみ飯」でした。前から食べてみたかったので買っていったのですが、美味かったです。美味かったのですが「どっちかというと、麺よりご飯がメイン」の商品でした。そのため「ラーツー」にカウントしていいのかちょっと悩ましい・・・。

とにかく道具を片付けてクロスカブに積み込み、家へと戻ります。
家を出てから戻るまでの時間を考えると、昼ごはんを食べるために3時間以上を費やしたことになります。でも、もっと座っていたかった。今度はコーヒーも持ってこよう。

ラーツー、最低限の道具でも十分に楽しい時間が過ごせました。

反省点(というか、これがあれば便利だったと思うもの)

反省というか、行ってみて良かったラーツーですが、こういう道具があったらもう少し色々と確実に良かった。割と平らな橋の上で食べたのですが、次の3つは購入要検討でした。

テーブル

食べるときにというより、バーナーを置くのに安定した平らな空間って、自然の中だとほとんど存在しないことに気付きました。テーブルがあっても、もちろん下が凸凹なら安定感に欠けるわけですが、それでも平らな空間が天板のぶん存在することになります。

いずれはコーヒーなんかも淹れてみたいのですが、安定してバーナーやカップなど器をおける場所を作る、という意味で、小さなテーブルは必携だと感じました。

椅子

これもあった方が確実に良いなぁと思いました。地べたや石の上に座るのは、けっこう落ち着かない感じでした。あと、けっっこう冷たかった。

季節的なものもあると思いますが、直接座るよりは椅子のようなものがあれば、その方がくつろげるかなぁという感じです。コンパクトになるキャンプ用の椅子などもたくさんあるようなので、次回までに購入したい。

風よけ

わりと穏やかな天気でしたが、座ってしまうと風が絶えず吹いてることに気付きます。そして、バーナーの炎は結構風に弱い。熱効率の点でも、風よけになる板はあった方が良さそう。

ネットでみたところ、さほど高い物でもないので、購入した方が色々と便利そうです。

やってみてはじめて必要性がわかる

これら3つ、ラーツーを記事にしているブログなんかでは、掲載されている写真に必ずといってよいほど写っています。やはり皆が使うものは、理由があるということがよくわかりました。今回の自分は、最低限の用具で最低限の目的は達せたものの、あまりに最低限過ぎた感じです。

特に最後に書いた「風よけ」は、なんか銀色の板みたいので囲ってる人多いなぁと思っていたのですが、部屋の中では必然性がまったく想像できませんでしたね。行ってみてはじめて分かることが沢山ありました。

写真も

あと、もっと写真とればよかった・・・。

作り始めてから食べ終えるまで、わりと夢中でした。それだけ自分にとっては良い時間だったのだと考えています。

終わりに

最低限といえば、本当に最低限の「ナイフ1本ですべて済ませる」みたいな方向性もあるみたいです。これはこれで非常に強く憧れますが、キャンプ初心者の自分には難易度が高すぎるので、しばらくはもうちょっと快適性を上げる方向性で進む予定です。でも焚き火とかやってみたいなぁ。

実際にやってみて、結構面倒くさいけれど、その面倒臭さも楽しみの一つ、といううまく言葉にできない喜びがありました。何より、川のせせらぐ音に包まれながら食べるのは、インスタントとはいえ、自宅で一人さびしく啜るのとはまるで違います(一人で食べてることには変わりなかった・・・)。

そんなわけで自分なりには思い切った、自然の中でお湯を沸かしてラーメン(というよりご飯)を食べる。ほんのひと時でしたが、ずいぶんと気分が変わりました。色々な人がハマる理由がわかった気がします。ぜひ、また行きたい。というか行きます。