クロスカブに「ハンカバ」を装着:山城謹製5mm極厚ハンドルカバー

道具Log

冬のバイクは寒いとは聞いていましたが、ここまで手が冷えるものだとは思っていませんでした。ウィンターグローブを買うかとか色々と考えたのですが、お金の問題もあり(というかこれが大きい)、安価で効果が高そうなハンドルカバーを導入することに。防寒具テストのところでちょろっと触れた、防風・防寒用装備として購入した山城謹製のハンドルカバーについてです。

background(いきさつ)

inception(発端)

あまりに寒すぎて、走り出して目的地に到達することもなく引き返すという無様な経験を経て、手の防寒の重要性にようやく気付きます。

あまりにも手が冷えるので、なんとかしないとこれは事故につながる、と帰宅してあわてて色々と調べました。

choosing and buying(品定めと購入)

選択肢としてはだいたいこれが定番の様子。

  • 冬用グローブ
  • 電熱グローブ
  • グリップヒーター
  • ハンドルカバー
  • ハンドルガード(風よけとして)

もちろん上記一つしか使用できないわけではなく、「グリップヒーター」+「ハンドルカバー」はとくにカブ系統では定番みたいです。

冬用グローブや電熱グローブを最初は考えていたのですが、お店で手にとって見ていると「良いな」と思うものは当然ながらそれなりのお値段。そして防寒効果はというと、当然ながら限界はある様子。また電熱グローブも良さそうでしたが、別に高速道路走るわけでもないし大げさかなぁ、などと悩みます。

また、電気を使う系統(グリップヒーター)自分で作業するのはちょっとむずかしいし、お金もかかる。

最後まで冬用グローブと悩みましたが、ひとまずはあまりお金が掛からず効果が高そうな、ハンドルカバーを導入することにしました。

ネットで買っても良かったのですが、再びバイク屋に行くことに。そこにおいてあったのは2種類だけだったのですが、クロスカブにつきそうな山城謹製5mm極圧ハンドルカバーを購入しました。

review(詳細)

unboxing(開封)

開封などするまでもなく、もう見たまんま。タグを切り離すだけです。材質はクロロプレンゴムなるもの。着たことはないのですが、ウェットスーツなんかに使われるのと非常に似ている気がします。

5mmが一般的に分厚いのかどうかはちょっとよく分かりませんが、しかし十分な様子。

取り付けは簡単。差し込むだけです。特にクロスカブ用というわけではないのですが、ひとまず設置はできました。

ハンドルに差し込んで、あとは付属の紐で縛り付けておしまい。簡単です。

feeling(使用感)

ひとまず設置してみて、防寒効果はここまで高いものだとは思いませんでした。手が覆われているだけで、まったく違います。手に当たる風がなくなるだけで、ここまで楽になるとは思いませんでした。

これで終われば「良いもの買った」なのですが、主に左手に大きな問題が発生します。ウインカースイッチが押しにくい! これは非常に困りました。親指の部分には革が使われておりスイッチ操作が想定されています。ここがクロスカブ のスイッチを押すには少し幅広でゴツくて、ウインカーを操作しようとすると、同時にホーンのスイッチも押してしまうケースが頻発してしまいました。

実のところ、グローブをせずに素手で操作すれば、誤作動は比較的防げます。しかしコケて手を着く事などを考えるに、どうしても素手で乗る気にはなれず・・・。

薄手のグローブに買い換えるか? など色々と検討したのですが、もうハンドルカバーそのものを改造することにしました。

modification(改造)

改造というほど大げさではありませんが、最初からハンドルカバーについてる親指部分を使うことを完全に諦め、ハンドルカバーの本体(?)をそのままウインカーとホーンの部分にかぶせてしまうことにします。

というわけで、スイッチボックスに被さるように、差し込み側に思い切ってハサミを入れます。

これでスイッチボックスそのものにハンドルカバーをかぶせることはできました。しかし、長さが足りず反対側(グリップエンド側)がつっかえてしまいます。仕方なしに、グリップエンドに当たる部分に穴を開けて、貫通させてしまいます(同じようなことをやっているのを何方かのブログで見たのを思い出しました。もっとキレイな加工だった気がしますが・・・)。

これでハンドルカバーの内側で、付けていない時と同じように操作できました。また、ハンドルカバーそのものもしっかり固定され、結果としてよかったと思います。

穴を空けてしまったので多少風は入ってくるのですが、あまり気になりません。こては後で「やっぱり塞いだほうが良いかな」と思ったので、ダクトテープを貼ってしましまいました(ダサいけど)。

ちなみにこの加工を行ったのはウインカーとホーンのスイッチがある左側のみ。右手側はそのままです。右側にはエンジン始動のスイッチが付いていますが、操作するのは基本的に走り始める時だけ。ハンドルカバー装着による不都合はないためそのままにしてあります。

pros and cons

pros(良いとこ)

  • リーズナブル(2,700円)
  • 防風・防寒効果は思いのほか高い!
  • カブには似合う(と個人的には思う)

cons(イマイチ)

  • 買ったままだとウインカーが操作しにくい
  • 手の抜き差しがやりにくい
  • 固定の紐がイマイチ落ち着かない。うまい縛り方はないものか・・・

おわりに

見た目を気にされる方もいらっしゃるかもしれませんが、カブにはハンドルカバーが妙に似合うように思います(あまり違和感がない、という方が正確でしょうか)。できればグリップヒーターも付けたいところですが、ハンドルカバーだけでも何も付けないよりは雲泥の差です。

他にも色々なメーカーから出ていて、細かな使い勝手の違いは色々あると思いますが、防風・防寒に限ればどれも効果は変わらないのではと思います。

ハンドルカバー、冬のカブには付けて損はない、お勧めの一品です。

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