バイクででかけてコーヒーを飲む、いわゆる「コーヒーツー」をやりました。ただし缶コーヒーです。
ちょっとだけ遠出を決意
いまひとつ天気がすぐれない週末でしたが、少し早起きしたのでクロスカブで遠出することにしました。
目的はタイトルにもあるようにコーヒーツーリングです。といっても、現地に行って缶コーヒーを買って飲むだけ。本当は「バーナーとかキャンプ用のポットみたいなものを持っていって現地でお湯を沸かして」というのをやってみたい。しかし現在のところ道具をまったく持っていないため、景色の良いところで缶コーヒーを飲むことでコーヒーツーリングということに。
そもそも、まだ日常の範囲内でしか移動していないので、少しでも遠くに行くのが目的です。これまでは恐怖感と行き過ぎた緊張のようなものが強く、知っている道を練習がてら走るばかりでした。クロスカブで100km程走ったあたりから、ようやく慣れてきた感じが生まれてきました。
加えて、先日購入したデイトナ製のスマートフォンホルダー(WIDE IH-550D リジット)の装着によりスマートフォンでナビが使えるようになったので、道に迷っても帰ってこられそうだから、というあいかわらず消極的な理由です。
ただ、当て所無く走るというのはどうもまだ自分には難しそうなので、目的地を決めてそこで缶コーヒーを飲むという軟弱な目的を決めました。
目的地は白石ノ鼻
目的地は、「白石ノ鼻」というスポット。市内にある自宅から15km弱の場所にある場所で、不思議な巨石と小さな神社があるよう。またネットで見た限り、地元では有名な?釣りスポットでもあるようです。神社にお参りしつつ、海を見ながらコーヒーを飲むこと目標にしました。
道中、ナビに従って進みます。といってもナビを見たら注意が逸れそうなので、なるべく信号で停まったときだけに。そのうえ迷いようがない道を選んだので、初めての道とはいえスムーズに行けました。途中の田舎道で、何度か「これか? これがバイクで走る楽しさか?」というような爽快感を感じて、軽く気分が高揚しました。
途中の自販機で缶コーヒーを購入し、もう少し先まで進みます。ここでも海沿いの景色と、たまたま他の車がいなかった道が気持ちよく、大した距離ではないのに「来てよかった!」とまたテンションがあがります。
白石ノ鼻は海にせり出しており、なおかつカーブにあるので停車することは出来ません。しかし少し先に留められる場所があるのは地図で確認していたので、一度通り過ぎて停車できるところまで行きます。すでに何台か車が停車していましたが、すべて釣りをする方々のようでした。
缶コーヒーがやたら美味しく感じる
缶コーヒーを持って、まずは白石籠神社に参拝。
神社はこじんまりとしていましたが、海に浮かぶように存在する不思議な巨石ともあいまってか、なんだかほっとする雰囲気でした。岩場の先で釣りをしている人を眺めながら、缶コーヒーをすすります。
これは美味しい……
◯◯ツーリングの魅力に触れた
ネットで色々なバイク乗りの人が「コーヒーツーリング」や「ラーメンツーリング」をやる理由の一端がわかった気がします。
缶コーヒー自体をあまり飲まないのですが、目の前にある普段は見ない風景、加えてそれなりに緊張して走ってきた疲労感も手伝ってか、すごく美味しく感じます。いずれは自分でお湯を沸かしてその場で淹れてみたい欲求が強まりました。
帰りは行きと違って海沿いの道をなるべく選んで帰ってきました。休日の朝で車も少なめ、大きなトラブルもなく帰ってこられました。往復で20km行かない、「プチ」とも言えないコーヒーツーリング「もどき」。
しかし。初心者の私にとっては、クロスカブで走ること、そして日常と違うところで飲むコーヒー。どちらも格別でした。