バイク屋に行った翌日には電話があり(折り返したのは翌日)、ナンバーが取れてすぐに渡せるとの連絡でした。おっかなびっくりでとりに行きました。
バイク屋さんからの連絡
バイク屋に初めて入ってから二日後、スマートフォンを取り出すと、気づかぬ間に着信の記録が。みると、見慣れない番号からです。
まさか? と思いながらも留守電のメッセージを聞くと、先日のバイク屋でした。平日の出先ですぐに折り返せる状況ではなかったので、折り返したのは翌日。
ナンバーが取れましたので、いつでもお渡しできます
うええ、マジか、本当にクロスカブに乗るのか、と今更ながら自分の決断におののきながら、「取りに行きます」と伝えて電話を切りました。
クロスカブを受け取りに
自宅からバイク屋までは、5.0kmほど。届けてもらう選択肢もあったが、店の横のスペースで少し説明をしてもらえるとのことだったので、思い切ってお店から自宅まで、自分で乗って帰ることに。
当日は朝からそわそわ。何度も忘れ物がないか、持っていくものを確認しました。ちなみに持っていった(着ていった)のは以下のものです。
- クロスカブの代金
- 銀行口座番号と銀行員(任意保険の引き落とし口座手続きのため)
- ヘルメット
- グローブ
- プロテクター入りのバイク用パーカーみたいなの(コミネ JK-122)
- ズボンの下に膝をガードするやつ(RSタイチ ステルス CE ニーガード)
店についてから、まずはバイク代金の支払い。続いて、任意保険の説明。こちらはお店のほうが書類まで事前に準備してくれていたので、説明を受けて書類に記入するだけでした。任意保険、高いなぁ。しかしこれはケチるわけにはいきません。保健についてはまたいずれ書きたいと思います。
いよいよ「自分の」クロスカブと対面!
書類の記入が終わって、お店の外のスペースに案内されました。
周囲に整然と製品なのか整備まちなのか沢山のバイクが並ぶ中、真ん中のスペースに黄色いクロスカブが置かれています。
ついに、自分のクロスカブと対面です。
正直、カブの乗り方とかわかってないんだよなと不安でしたが、整備士の方がエンジンのかけ方からギアチェンジのやり方から、ひととおりきちんと説明してくれました。
繰り返し注意されたのは、とにかく1,000kmのオイル交換だけは忘れないで下さい、ということです。
1000kmでかならずオイル交換に来てください。あとそれまでは慣らし運転ですので、あまり無理はしないようにして下さい
との言葉。「具体的には、どうすると無理になるんですか?」と素人丸出しの質問にも、丁寧に答えてくれました。
エンジンを回しすぎたり、急加速なんかをやめてほしいのですが、法定速度内で普通に走ってる分にはそれほど気にしなくて大丈夫です。交通規則を守って走ればいい、と思って下さい。
恐怖の公道
その他にも鍵の扱いや色々とお話を伺いました。そして説明を聞き終えると、そうです。この後は、自分で運転して帰るのです。
当たり前です。分かってます。だからヘルメットやらグローブやら、安全装備を慌てて揃えたんです。
しかしいざまたがると、今更ながら不安が募ってきます。
カブなので、教習所のマニュアルバイクみたいにエンストの心配はないはず。しかし、公道です。教習所とは一線も二線も画する、バトルフィールドです。仕方ない、と気持ちを「かなりドキドキしています」と思わず整備士さんに漏らしてしまいます。その答えがなんとも素敵でした。
初めてのことは、そうですよね。私はもうバイクに乗って長いので、ちょっとうらやましいです
確かに、この緊張感を味わえるのは今だけです。整備士さんの言葉にと思い直して、おっかなびっくりお店からスタートします。
結論から申し上げると、こうしてこの文章を書いていますので、なんとか無事に帰宅致しました。
しかしもう、ひたすら恐怖と緊張の約5kmでした。
最初の左折で、教習所でもなんどもやったウインカーの消し忘れをやっていまったことにしばらくして気付くくらいの緊張。
無事で良かった・・・
良いお店で買えて、良かった
ところで、整備士の人との会話中、最後の方に私がお礼の意味で「よろしくお願いします」と言ったら、こういうお答えでした。
そうですね、これからのお付き合いですから
これの一言が、とても印象に残りました。
バイクを買うと、お店との付き合いが大事というのはネットなんかでもよく見かけました。実際にこういう言葉をかけられると、二輪車に乗るということは(整備するのでなければ)、本当にお店とのお付き合いも含めてなんだな、と痛感しました。
そして、この店で買ってよかったとも。
とにかく、私サイコロのクロスカブ・ライフの始まりです。