結局自分は何のために原付2種バイクを欲しているのだろう?:なぜ40代でバイクに乗ろうと思ったのか5

随想Log

どうも日常生活に不便を覚える「範囲」と「経路」問題であったり、メンタルにのし掛かる閉塞感であったり、あとオマケですが震災時の移動手段であったり、あれやこれやと考えるなかでよくわからなくなってきたので、もう一度自分が何のために移動手段を欲しているのか、について整理してみます。

必要な目的とその割合は?

色々あげては見たのですが、自分の心を占める割合を数字にすると、以下のような感じが一番近いように思います。

60%:閉塞感打破(要するに気晴らし、趣味)
30%:日常の足
10%:オマケ(震災時のなにか的な)

最後はオマケとしましたが、無理矢理数字にしてみると、やはり気分転換の手段が欲しいのだな、ということが自分ではっきりしました。

60%:閉塞感打破(要するに気晴らし、趣味)

半分以上を占める閉塞感打破の気持ちです。

よーく自分の内側を探ってみると、日常の足よりも閉塞感打破のほうが、どうも強めなのです。これは自分でも考えてる途中に気づいたのですが、要するに趣味というか、ちょっと遠出して気分転換したい、みたいな欲求が思いの外強いことに今更ながら気づいたわけです。レジャーもしくはレクリエーションですね。

どこへ行きたい、という明確な目的地はないのですが、とにかく日常生活から離れる手段がほしい、という感じです。

目的地が決まっているなら、それこそ移動手段とかも明確になります。ただ、そうではない。もうちょっと曖昧な、そのプロセスも含めて自由に出来る移動手段がほしい。分かりにくいかもしれませんし実際に漠然としていますが、そんな気分です。

正直この文章を書きながらも、ここまで閉塞感を感じていたのかと自分で漠然としています。せっかくこれまで来たこともない土地に住むことになったのに、そこにうまく適応できないがために楽しめていない。適応するためには、たぶん移動手段を得るのがもっとも手早い。

40%:日常の足

日常の足は、あるに越したことはない。現状でもなんとかなってるわけですが、スーパーの袋をぶら下げてバスに乗ると、たまたま混んでいる時にけっこう気まずい。あと、知り合いにそういうのを見られるのは気恥ずかしさもあり。気にしなければいいと言われればそれまでなんですが、どうもそのあたりに変な見栄(?)みたいのがあって、通勤に使ってるリュックに入るときは入れてしまいます。

ただ、スーパーによって品揃えに差があったり、特にドラッグストアですね。私が使ってる消耗品が特定のお店にしか置いてなかったり(別に高級品だったりレアなものでなくても)、そういう時に、自転車だと面倒に感じてしまいます。

このあたりまでは、軽自動車でも買うか、と漠然と考えていました。しかし現実的に色々とお金のことを試算したり、上記の目的のために使用頻度を普段の生活に照らし合わせて考えてみたりしている中で、バイクはどうか、という選択肢が頭に浮かび始めます。

そしてクロスカブに出会う

そんな中で、たまたまホームページで見つけたクロスカブ。一瞬で虜になりました。

自分には派手かな、でも楽しそうだな、と思わせる色使い。自分にも乗れそうなカブというベース車両。何より、乗ってみたいと思わせる感じがありました。

原付二種という種別もこの時に知り、そしていよいよ免許を取ろうか、と具体的な活動に向かい始めます。ここまで色々と書いたようなことを、それこそ結構な時間をかけて悩みました。かなり気持ちが傾いていたところに、最後に背中を押したのはクロスカブでした。

長々と書きましたが、こんな理由でバイクに乗り始める人間もいる、ということで、どなたかの参考になれば(なるのか?)幸いです。