無事にクロスカブを受け取って帰宅したわけですが、その時の感じをもう少し詳しく記録しておきます。
公道こわい
バイク屋から家までの約5kmほどです。バイクを受け取る時はどうやって行ったのかといえば、バスを乗り継いで行きました。直線距離でいけば歩けなくはないのですが、ヘルメット背負っていくと着いたときには疲労困憊してるんじゃないかとか、色々と考えてしまったので安全策で公共交通機関を選択しました。
田舎の不便さと言うかなんというか、とにかく直線距離では近そうでも、歩くとそれなり。そしてバスなどの「最寄り」があまり最寄っておらず、結局1本のバスで行ったり、本当に目的の施設近くまで行けるのはラッキーだったりします。今回もバスを乗り継ぎ、最後は10分ほど歩いてバイク屋に向かいました。
さて、バイク屋から自宅までの道路。大通りを中心にいけることは、予めGoogleマップで確認済みです。そういう意味で、道はそれほど複雑ではありません。しかし交通量が多い。普段は自転車だったりバスから眺めているわけですが、そこは田舎で車社会のそこそこの大通り。平日朝夕なんかはかなりの交通量です。
そして、クロスカブを受け取った週末のこの日は、たまたまなんだかイベントが有り、交通規制がひかれていたりのも少なからず不安を煽りました。バイク屋さんで対応してくれた整備士さんは「週末の昼間ですし、閑散としてるでしょう」と送り出してくれましたが・・・
走り出してはみたものの
なんとか走り出します。
ウインカー出すのにも、ものすごく肩に力が入っているのが自覚できます。自覚はできるけど、どうにもできず。
そうして迎えた最初の交差点、左矢印の信号が出ているのに、前の軽自動車が動きません。初の公道の緊張感からか、前の車が間違ってるという考えにいたらず。疑問には思いましたが「あれ? これは行けないの? 前の車が停車するということは、あの矢印は違う道路か?」などと悩みながら、おとなしく後ろで停車します。
案の定、私の後ろについた車から鳴らされます。がしかし、信号は無常にも黄色に。結局、そのまま次に信号が変わるまで待つことになりました。どうも前の軽自動車、運転してるおばさんが同乗者との話に夢中だった様子で、単に信号を見逃していたようです。
自分が直接悪いわけではないのですが、後ろの車から謎のプレッシャーを感じて、さらに緊張が高まります・・・。
カブのギアが分からぬ・・・
途中で特にわからなかったのは、ギアを上げるタイミングです。
教習所のときは言われるがままに「このあたりは○速で」みたいなやり方をしていました。しかしカブにのってみると、大体の速度の目安はメータに書いてあるのですが「1速が25km? そこまで速度いくまえに、エンジンが唸り出してますけど?」みたいになります。
とりあえず、唸りだしたら上げる、停止したら一気にニュートラルランプがつくまで下げて、1速度にいれる、そんなふうに乗り切ることにしました。
そうは決めたものの、ギアを落としていってもニュートラルにできない、という状態が頻発して困りました。どういうことかと言うと、4からNはできるのに、1からNが出来ないのです。
できる :1 → 2 → 3 → 4→ N
できない:4 → 3 → 2 → 1 → N
なぜ? 停車してそのまま進めていけばと出来るのに、4 → 3 → 2 → 1 と落としていくと、なぜだかNに入らない。何度も踏んでガチャガチャいわせても、入りません。何がどうなっているのかよく分からず(その後乗ってると不思議と入るようになったので、本当に原因は不明。馴染んでない、とかそういう話しなのでしょうか)。
そして案の定というか、よく聞く話ですが、シフトインジケーターがついてないクロスカブで「今、何速に入ってる?」と分からなくなります。これは頭の片隅で絶えず覚えてないといけないのかなぁ。
無事に帰宅
幸いにして、事故にはあいませんでした。私の運転が怪しかったのか、後ろの車も車間距離を多めにとってくれていた気がしないでもないです。その時に周囲にいた方、その節はすみませんでした。
帰宅後、下着が汗でびっしょり。決して暑かったからだけではありません。冷や汗とか、普段かかない嫌な汗をたくさんかきました。久々にものすごく緊張しました。そして、ひとまず生きて戻れて良かった・・・。
これから1,000kmまでは、クロスカブを慣らすのと同時に、自分もクロスカブに慣れていかねばなりません。