夏のライディング用にメッシュパーカーを購入:コミネ プロテクトライディングメッシュパーカー(JK-087)

道具Log

気温があがってくると冬用装備では熱がこもるように。通気性の良いメッシュ素材を使ったプロテクター入りの装備が欲しくなり、コミネのプロテクトライディングメッシュパーカー(JK-087)を購入して1シーズン着用しました。

background(いきさつ)

inception(発端)

冬の間にさんざんクロスカブと遊んだ結果、バイクは言われるように「夏は暑く、冬は寒い楽しい乗り物」だと良く分かりました。そうなると、夏になると暑い(熱い)乗り物になるわけで、相応の準備をしなければなりません。

といったことを意識し始めたのは、5月のゴールデンウィークが過ぎたあたりでした。

それまでクロスカブ乗車時に着ていたのは、初めて買ったライディング用の服である、コミネのプロテクション3Lパーカー(JK-122)です。これには「ゲン」という由来の分からない商品名が付いています。これは夏を除く3シーズン対応となっていました。冬は内にも外にも追加して着ていましたが、3月が終わるあたりには、ちょっと暑いかな?と感じる日も。

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5月に入ろうかという段階で、下にはシャツ1枚+3Lパーカーでも、日が照っている時はかなり暑さを感じるようになりました。これは早急に夏用の服装が必要だ、と品定めに。

choosing and buying(品定めと購入)

条件としては、もちろんメッシュで涼しいこと、が最初に来ます。あとはプロテクター。結局私が求めるのは、初めてライディンジャケットを探した時から変わらずに次のような感じです。

  • 見た目が普通の服装に近い
  • プロテクターが付いている
  • 値段がそこまで高くない

特に値段の部分が大きい。良い物が高いのは分かるのですが、どうしても「本格的なライディングをするわけではないし」というのが頭をよぎります。でも安全性は確保したい。そもそもお小遣い事情というものは如何ともし難い・・・。そうしてコミネ社の製品に行きつきます。巷では色々な評価があるようですが、私はコミネ好きです。ありがとうコミネ。

ラインナップされているメッシュタイプのウェアの中から、なるべく普段の服装に近いパーカータイプで、かつ胸部プロテクターがあるといいな、といった条件を加味した結果、プロテクトライディングメッシュパーカー(JK-087)に行きつきました。色は5色展開ですが、もっとも涼しそうなシルバーに。

review(詳細)

spec & price(仕様と価格)

フードは着脱可能、KOMINEの部分は光を当てると反射します。

なんとか「メッシュだから透けてる感」を出そうと晴れた日に窓際に吊して撮影。さらにフラッシュをたいたのでKOMINEロゴが光っています。

サイズはLサイズ。ちなみに私は身長174cm、体重70kgの中肉中背。普段着ているワイシャツは首回り41cm、袖丈が84cmでジャストサイズの人間です。

first impression(印象)

サイズはぴったり、袖はちょっと長めでしたが、乗車時は肘を曲げていることも多いので、違和感はありません。

メッシュ素材

あとは、生地がけっこう薄くて、テロテロな感じです。メッシュ素材なので想像はしていましたが、身体にフィットするよりは羽織る感じです。それでもプロテクターなどがあり、一度着るとバタついたりすることはありません。

テロテロな感じ

両肘、両肩、両胸、背中と合計7つのプロテクターが入っています。プロテクター自体はそこまで厚みがあるわけではありません。しかし転倒時には確実にショックを和らげてくれるだろう頼りがいがあります。

胸部プロテクター。片方を取り出してあります。
胸部プロテクターを横から。厚みはこんな感じ

背中のプロテクターなどはハニカム構造というか、結構空気が抜けるような形になっています。別売りのもっと厚みがあるものに入れ替えることも可能です。

背面プロテクター。写真の左上の黒い部分は、右肩プロテクター。けっこうでかい。その下は肘プロテクター。繋がっているように見えてしまうかもしれませんが、別々のパーツです。

feeling(使用感)

これを書いているのは1シーズン着た後です。5月の末に届いて、9月の半ばまで着ました。地域やその年の気候にも拠ると思いますが、秋を感じるようになると明らかに寒いです。快適なのはクロスカブの速度域で21℃くらいまで、20℃以下はこれだけだと寒いと思います。下や上に風を通さない素材のものを着込めば、15℃くらいまでは何とかなるかもしれません。

なお、夏なのに長袖はどうなのかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。これについては、体感ではむしろ涼しく感じます。直射日光が当たらない方が涼しいと聞いたことがありますが、たぶんその類です。走り出せば、腕には普通に風を感じます。

メッシュ素材にプロテクターが入っていたら邪魔なのでは? と思いましたが、さほど気になることはありません。肘プロテクターなどは結構動いてしまうために存在を意識しやすいかと思いきや、乗ってしまえば全く頭をよぎることはありませんでした。

裾の部分はベルクロでしっかり留まる


プロテクターのある部分、特に胸は風が抜けません。しかしその分、他のところは風が通りすぎるのがよく分かります。夏場とは言え、日陰を通ると涼しいを通り越して「肌寒い」と感じることもしばしば。

見た目は、やはり少々イカツク見えます。パーカータイプとはいっても、プロテクターのせいで「普通のパーカーを着ている」ようにはいきません。

シルバー(というか白)は汚れが目立つのではと思いましたが、1シーズ着た感じでは、そこまで酷いことにはなりません。プロテクターも一応外せるので、躊躇無く洗えます(ただ、プロテクターをもう一度嵌めるのはけっこうめんどい)。

pros and cons

pros(良いとこ)

  • 涼しい!
  • プロテクター!
  • コミネマン!!

cons(イマイチ)

  • 袖口のベルクロが剥がれやすい。唯一の不満点といえばこれ。ベルクロの留め側が固いというか曲がらないので、必ず端が浮いた状態になってしまい、ここを引っかけて剥がれることがある。もうちょっとぴたっと付けば文句なし。
この部分が「ピン」としすぎているので、写真のように浮いてしまうのがちょっと残念

まとめ

しっかりプロテクターが入っているのに、ラフに羽織って着られる点がとても気に入っています。

クロスカブに乗るのに大げさな装備だな、と仰る方もいらっしゃるとは思います。しかしこれを着ている時の安心感は、何事にも代え難いと感じています。

もちろん、実際にこのプロテクターが役に立つ日が来ないよう、さらなる安全運転を心掛ける次第です。

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