クロスカブで【走行練習】1回目

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クロスカブを納車された時に、こう言われました。

「1000kmでオイルを交換に、忘れずに来て下さい」

また、こうも言われました。

「1000kmまでは慣らし運転です」とも。ということは、人間である私も1000kmまでは慣らし運転ということに。

慣らし運転ならぬ自分が「慣れる運転」

バイク初心者、カブも初心者な私にとっては、1000kmはとんでもない数字に見えます。しかしそこまで練習すると、また違う世界が見えるのかもしれません。

とにかく乗らないと慣れることはない。

そう思って1000kmまではなるべくコースを設定して【走行練習】として意識して走ることを心がけようと思いました。

もちろん1,000kmに到達するまでは買い物などの【日常】で使わない! ということはありません。欲望のままに無理や無茶はしないというか、調子に乗ってツーリングなどに出かけてもトラブルに対処できないし、そんな状態だと事故ったりもしそうです。なので、意図的に「自分は初心者、まだまだ下手くそ」と思いながら乗ろうという心がけです。

クロスカブで【走行練習】の1回め

というわけで第1回目の【走行練習】は、納車翌日に行いました。

朝6:00に起床し、1時間ほど近所を走行。結構走ったのではないかと思って帰宅後に距離計を見ると、たったの10kmほど。

しかし汗だくで、かなりの疲労感です。やはりまだ緊張でがちがちになっているのが自覚できます。そして、この程度の距離にも関わらずコンビニでちょっと休憩したりもしましたが(冒頭の写真はそのときにコンビニの駐車場で撮ったもの)、緊張しっぱなしの小一時間でした。

とはいえ、流石にバイク屋さんから帰るときと比較すれば多少は余裕が生まれます。いくつか、新しく感じられたこともありました。

エンジンすげぇ

走行中、常に感じていたのは「エンジンってすげぇ」でした。

笑われるかもしれませんが、これまでの人生で自分で運転したものは、ほぼ95%自転車です。教習所でももちろんエンジンがついたバイクに乗ったわけですが、公道をここまで自由に走れるのか、と少なからず感動しました。

すごいですよ。だって、漕がなくても進むんですから(当たり前)

先程、走ったのは「たったの10kmほど」と書きましたが、これをママチャリで走ろうと思うと、かなり体力削られます。緊張していたので疲労はありましたが、しかしあっさりと10km走れてしまう。この当たり前のことに、少なからず感動しました。エンジンすげぇ。

クロスカブで味わう「走る爽快感」

「緊張した」「疲れた」ばかり書いていますが、爽快感も味わいました!

早朝の涼しい時間だったことも手伝ってでしょうか。他に車のいない、信号もない長めの直線では、走行中は心地よさに包まれていました。「風を切る」っていうのはこういう感じかと。

バイクは車とは違う。移動時間そのものに、意味が生まれる

みたいなバイク乗りの方の発言を、主にネット上ですが数え切れないほど見てきました。今日この日、この言葉の意味が分かりました。カブで街中走っただけで何を? と経験者の方は眉を吊り上げるかもしれませんが、そこはご容赦ください m(_ _)m

実は、「クロスカブを買っても、走るのが苦痛だったらどうしよう?」という密かな恐怖感というか悩みがありました。ありましたというか、今でも抱えています。でも、このままいけば、喜びが上回りそうです。

課題も山積

とはいえ、不安を感じた場面も何度か。

一つは左カーブ。

十分に減速して曲がり始めたつもりが、二度ほど対向車線に入りかけました。幸いにして飛び出すことはなく、というか実際には道路の真ん中を少し過ぎた後辺りを2回とも通過したので、傍目に見れば「ちょっと大回りだな」程度の走行経路だったと思います。しかし、自分でもヒヤッとしました。

思い返すと、2回とも視線が近かったというか、すぐ手前を見てしまってました。そして、思っていたルートと違って膨らんだら、行ってほしくないはずの膨らんだ行き先に視線が完全に囚われてました。

バイクは見ている方へ行く

教習所で聞いたこの言葉を、幸いにして事故にはならなかったものの実感することになりました。

もうひとつは、昨日必死でバイク屋さんから帰宅する時にも感じた、ギアの入りにくさ。特に踵でやるシフトダウンが入らないことが多々有ります。これは正直、どうしたらいいか、今のところわかりません。慣れでしょうか?

慎重すぎる気もするけど・・・

とにかく、エンジンの力の凄さと怖さを味わいました。帰宅して駐輪場にクロスカブを駐めた後、ふとメーターを見ると燃料系の針がレッドゾーンに掛かっています。昨日は真ん中より右にあった気がしたのですが、きちんと見ていなかったかもしれません。

給油に行かねばと思ったものの、一度停車してヘルメットを脱いでしまうと、どっと疲労感が押し寄せてきたのでいったん帰宅。

慎重すぎるといえば慎重すぎるかもしれませんが、こんなもんで良いかと思っています。