思いがけず? 道を間違えて、100km超えの走行をしてしまいました。
途中で道を間違えたことには気付いたものの
今回も県道196号に行こうと思ったのですが、普段と違う道を通っても行けそうだなとGoogle Mapを見て考えていました。これが失敗の元。途中で「おかしいな」とは気づきました。明らかに行き過ぎたか、曲がるべき場所で曲がらなかったか。とにかく、当初考えていたより長い時間走っています。
コンビニで停車しスマートフォンで地図を見よう、と思ったのですが、反対車線にコンビニはあるものの、それなりに流れもあり行きにくい。こちらの車線には都合の良いコンビニが見つかりません。そのまま走り続けていると、看板が見えてきました。
この先(桜三里)は・・・
考えてもいないところまで来ていました。桜三里といえば交通の難所として話にだけは聞いていました。このままいくのはちょっと、と思ったものの、なぜか「せっかくだから行ってしまえ」と、止まらずに進みました。
恐怖の桜三里
行ったは良いものの、早々に後悔しました。国道317でヒイヒイ行ってたのが、それが上りでも下りでも、延々と続く感じです。とにかく必死で前の車に付いて行きます。後ろの車にさっさと抜いてもらいたいものの、振り返れば自分の後にいるのは1台や2台ではありません。つまり、抜いてもらったところで後ろからのプレッシャー問題は解決せず。
とにかくカーブがきつく、そして「コケたら死ぬ」という恐怖感で身体が固くなります。
もうこの時間帯については「ひたすら怖かった」という記憶しかありません。
地獄を抜けて今治市
いつ終わるんだこの地獄、と思いながら走っていると、ようやく勾配が緩やかに。交通量の少ない田園地帯でクロスカブを路肩に止めて、スマホの地図を確認します。スマートフォンはホルダーに付けていたのですが、見る余裕がまったくなかったのです。
それで気付けば、やはり桜三里を超えていました。いつのまにやら今治市に。さてどうするかと思いましたが、当然ながらもう一度桜三里を通って帰宅、なんてルートはありえません。あんな恐怖はこりごり。
というわけで、海沿いを通って帰ることにしました。この後も、桜三里で自分のエネルギーを使い果たしたのか、そもそも自分の許容限界を超えているのか、少し走ってはコンビニを見つけて休憩、という感じで帰ってきました。
カブは長距離も走れることはわかったけれど
帰宅してメーターを見ると、ほぼ100kmを走破したことが分かりました。ツーリングに慣れた方なら片道にもならない距離。しかし、私にとっては思いがけない大冒険でした。感想は「案外走れるものだなぁ」が2割、「怖かった」が8割です。
そしてなんと高縄半島を反時計回りに1周してしまいました。地元の人も「高縄半島」という言い方は全くしないのですが、松山市、今治市、西条市が含まれる、だいたい愛媛県の中予(ちゅうよ)と呼ばれる場所が含まれます。真ん中に高縄山(たかなわさん)があるからこの名前がついたようです(詳しくはWikipediaの高縄半島のページなど御覧ください)。まあとにかく、思ってもみない移動をすることができました。
カブが長距離を走れることは分かりました。しかし、当たり前に200km、300km(あるいはもっと)走るのは、私にとっては異次元です。とにかくクロスカブを走らせるためのスキルが低いというか、今回は道も事故が多いと言われる難所で緊張したことを差し引いても、まだ自分に長距離キャンプツーリングは難しいなぁという印象です。
とにかく1,000kmまで、もうちょっと走って慣れないといけません。無事で良かった。